食べる

 穏やかに年末年始の休日を過ごしていた時、ふとテレビのチャンネルを
変えてみると、そこに信じられないような光景が写っていて、思わずため息……
 握り寿司、人気店のラーメン、ステーキ……少し前なら「ご馳走」と
いわれていた食べもの達…「早く・どれだけたくさん食べられるか」を競い、
年齢・性別を問わずただ黙々と食べ散らかしながら食べ続ける若者・おじさま・
女性の姿をご覧になった方も多いかと思いますが、昨年の末位から各テレビ局が
競うように放送していた「大食い」番組です。「バトル」というタイトルがついている
ものもあり、まさに戦いといった感じでとても「食べている」姿とは思えませんでした。
参加している選手(?)がそんなに太っている人がいない、むしろ痩せ型の人の方が
多かったような感じを受けたのも不思議でした。(あんなに食べているのに)
          
 「飽食の時代」や「空前の健康ブーム」などといった騒ぎも一段落して、
食べ物がたくさんあり、健康にいい食べ物を求めることは、「ブーム」では
なくすっかり私達の意識の中に溶け込んで定着した感があります。
よく話題がつきないと思う程、情報の量はすごいものがあります。
一言で言えば「食に対する関心が高い」ということになるのでしょうが、
一方では「美味(安くて!)」、その一方で「健康食(少々高価でも可)」
そのまた一方では「大食い(高級寿司からラーメンまで口に入れば何でも
0K!)」などなど方向性は、ばらばらですっかり食事が娯楽の一部に
なってしまったようにさえ感じます。しかし、同じ食べるなら健康によい物を
食べようと思うのが人情というもので、ついついスーパーで見かけると買って
しまうのは私だけではないはずです。店側もその辺は心得たもので、
テレビや雑誌で紹介・特集された食材の値札の辺りに「○○○で
紹介された!!」と目を引くように表示してあります。ただ、最近は、あるTVで
紹介された食材が夕方に売切れてしまうといった珍現象は収まった
ようですが、相変わらず売れ行きは好調のようです。そんな身体によい
食品や食べ方を見ていると、食物繊維から始まり、ポリフェノールなどなど、
取り上げ方は様々ではありますが、「食事」という形態で考えてみると
「日本の伝統的な食事」プラス「減塩」が優れているというところに
たどりつくようです。
 
    
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