突然死2

   
 突然死にはどのようなものがあるかについては、『突然死1』で述べた。
今回はその対策に焦点を絞って述べることにする。
   人は誰しも幸せに生きる事を願い、そのために人生の選択を行い、生き方を  
  模索出来るが、やがて訪れる死に対しては選択肢を持たない。死ぬまで健康に  
  働らくことが幸せであるならば、逆説的に言うと、悩む事なく突然に襲って来る死は、  
  本人にとっては第二の幸福であることを意味する。しかし人は突然死を怖れる。  
  何故だろうか。苦しくはないか、痛くはないかという懸念、充実した人生を送れず、  
やり残した事の多さに対する無念、後に残される遺族への無限の配慮、そして
何よりも未知への恐怖、そういったものが怖れの多くを占めるのではあるまいか。
 ではどのようにしてこの恐ろしい突然死を防いだら良いのだろうか。楽しい、
あるいは苦しくも充実した人生を送る中での考えうる防止策とはどうあるべきか、
これから少し論じてみよう。「僕にはそんな事まだ関係ないよ」と言う人が多いとは
思うが、私の知人は二人、この1年間に突然死している。一人は大動脈瘤破裂、
  もう一人はおそらく心筋梗塞発作である。  
 突然死の原因は数多いが、実際的には、1)不整脈死、2)心筋症(殊に肥大型
心筋症)、3)虚血性心疾患および4)脳血管傷害を始めとする血管の破綻の
四者に集約されよう。
 


不整脈と突然死
肥大型心筋症と突然死
虚血性心疾患と突然死
脳血管傷害と突然死
血管と突然死予防
死の四重奏
嗜好品と死亡

霞が関ビル診療所
循環器科 坂本 ニ哉