肝臓病について

 


はじめに
 ちょっと身体の調子が悪い時、「肝臓が弱っているかな」
と思う方も多いことでしょう。健康診断で指摘される異常のうち、
「肝機能障害」は常に上位を占めています。我々がよく口にする
アルコールと切っても切れない関係にあるのが、肝臓です。
今回は、大変ポピュラーな肝臓の病気についてお話いたします。
 肝臓は、人間の内臓の中でも最も大きなものです。「肝心要」
と言うように、肝臓は非常に重要な働きをしています。その割には、
病気になった時になかなか症状が出にくく、「沈黙の臓器」
とも言われます。その理由は、肝臓は非常に多数の肝細胞から
できており、少しぐらいのダメージには十分それをカバーできる
予備能力が備わっているからです。健康診断で指摘される程度の
「肝機能障害」では、ほとんどのケースが無症状です。しかし、
症状が無いからといって、そのまま放置しておくと、数年経って、
黄疽が出て、腹水がたまるなどいわゆる肝不全症状が出て、
初めて肝臓が悪かったことを知るというケースもまれではありません。
ですから、一度「肝機能障害」を指摘された方は、さらに精密検査を
受けるとか、経過を観察して定期的にチェックし、自分の肝臓の
状態を知っていることが重要です。

肝臓の働きについて
アルコールと肝臓の関係
代表的な肝臓病
ウィルス肝炎について
検査
治療
予防
おわりに

  岩井クリニック
所長 野本 一臣