喀痰検査

気管支の壁にある気管支腺などから分泌された液体成分(
主として粘液)が、外から吸入されて来た微細な異物や
剥離した細胞などを取り込みながら、気管支の中を上昇し
て外界に喀出されるのが痰の主な部分で、これに若干の
咽喉、口腔などからの成分が加わります。
 
このように痰は気道の浄化を行うもので正常では極く
微量です。
空気中の様々な刺激物、細菌・ウイルスなどの感染
及び癌などの発生によって量がふえ、あるいは膿性
・血性などに変化することがあります。
  
  
痰の検査の中で重要なものは、細胞とくに悪性腫瘍
の有無を見るための細胞診(非常に早期の癌を発見
するのに有用です)と細菌感染の有無と細菌の種類
を知るための細菌学的検査塗抹および培養の2つです。
 
 
後者は、咽喉・口腔などに常在する細菌が混入しますので、
結核菌を始め病原性のある菌の検出が重要になります。
なお化膿菌などの一般の細菌は数日以内に検査の結果が
判りますが、
結核菌は発育が遅いために、迅速法は開発されましたが、
現在はまだ4−8週間かかる方法が主流を占めています。